損害賠償
(そんがいばいしょう)
違法な行為や契約違反によって他人に与えた損害を、金銭その他の方法で填補すること。民法上の不法行為責任や債務不履行責任の帰結として生じる。
関連用語グラフ
関連判例
自衛隊機夜間飛行差止請求事件
最高裁判所第一小法廷 平成28年12月8日
自衛隊機の運航差止めを求めた訴訟において、行政事件訴訟法上の差止訴訟の適法性が争われた。最高裁は、自衛隊機の運航は防衛大臣の権限行使に当たるため、行政事件訴訟法上の「法定の抗告訴訟としての差止訴訟」と…
工場抵当の目的動産の搬出と妨害排除請求
最高裁判所第三小法廷 昭和57年3月12日
工場抵当の目的動産が無断で搬出された場合、第三者が即時取得しない限り、抵当権者は抵当権に基づく妨害排除請求権を行使できる。この請求により、抵当権者は動産をもとの備付場所に戻すよう求めることが可能である…
ヤミ金融業者に対する貸付金返還請求等事件
最高裁判所第三小法廷 平成20年6月10日
ヤミ金融業者による貸付は、著しく高利であり、かつ、業として行う貸金業法上の登録を受けていない違法なものであるため、民法708条の不法原因給付に該当する。したがって、貸主は借主に対して貸付金の返還を請求…
ハンセン病国賠訴訟(熊本地裁判決)
熊本地裁 平成13年5月11日
らい予防法による隔離政策が、憲法13条や14条に違反する違憲なものであったと認定された判決である。裁判所は、国会議員の立法不作為および厚生大臣の規制権限不行使が国家賠償法上の違法性を有すると判断した。…
被害者の身体的特徴と過失相殺
最高裁判所第三小法廷 平成8年10月29日
被害者の身体的特徴が疾患に当たらない場合、特段の事情がない限り、損害賠償額の算定において斟酌(過失相殺の類推適用)することはできない。個人の体質的な特徴を理由に賠償額を減額することの可否を判断したもの…
関連法令
| 法令名 | 条文 |
|---|---|
| 民法 | 第722条、第567条、第199条、第35条、第417条の2、第710条、第564条、第422条 |
| 商法 | 第842条、第591条 |
関連する過去問
指定確認検査機関による建築確認事務は、当該確認に係る建築物について確認権限を有する建築主事が置かれた地方公共団体の事務であり、当該地方公共団体が、当該事務につい…
住民訴訟において原告である住民がすることができる請求は、執行機関等への差止めや処分の取消し、損害賠償の請求など、地方自治法が法定し列挙するものに限定される。
熊本地方裁判所は、2001年のハンセン病国家賠償請求訴訟の判決において、隔離政策を続けた国の責任を認め、元患者らに対する損害賠償の支払を命じた。
一般人であっても承諾なく容貌等を改変・公開されない肖像権やプライバシー権を有するため、ディープフェイクによる改変や公開は、故意または過失による不法行為として損害…
損害賠償の額を定めるにあたり、被害者が平均的な体格ないし通常の体質と異なる身体的特徴を有していたとしても、身体的特徴が疾患に当たらない場合には、特段の事情の存し…
利息付金銭消費貸借契約において、利息について利率の定めがあったが遅延損害の額の定めがなかった場合に、当該利息の約定利率が法定利率より低かったときは、遅延損害の額…
路上でナイフを持った暴漢に襲われた者が自己の身を守るために他人の家の窓を割って逃げ込んだ場合、窓を壊された被害者は、窓を割った者に対して損害賠償を請求できないが…
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